生身の"いしばし"

EIMEI教育グループの石橋です。エイメイ学院/明成個別

先生の言葉の影響力 「青い目 茶色い目」

この実験をご存知だろうか?

 

簡単に言うと

「意図的に差別を生む実験」

だ。

 

先生が

「青い目の子は優秀」

「茶色い目の子はだめな子」

とみんなの前で公言する。

 

そして、

青い目の子は、遊ぶ時間が長かったり、

茶色い目の子は、使えない場所を作ったりしていく。

 

そうすると、

子どもたちは自然と、自分たちからその差別を拡大しようとする。

青い目の子は優越感にひたり、茶色い目の子を邪険に扱うようになる。

 

茶色い目の子は何もしていないのに、ひどい言動を受け

ますます自信や肯定感を失っていく。

 

そんな恐ろしい実験。

今ではこういった実験は禁止されているらしい。

 

ここで考えるべきは

「先生の言葉と雰囲気作りの大切さ」

だろう。

 

意図的に差別を生むというと、

とてもひどいことのように思う。

 

しかし、現実問題

意図に関わらず、そこにいる人々の言動、特に組織を率いる人の言動は

そこにいる人達に何らかのメッセージを伝える。

 

だからこそ、

何が良いことであり、何が良くないことなのか

しっかりと明言していく必要がある。

 

もちろん、その目的は、

自己の利益のためや、誰かを傷つけるためではない。

 

そこに理念が必要なんだ。

どういう人生が幸せで、どういう能力が必要で、

そのためには何が良いことで何が良くないことなのか。

 

それを伝えるのが先生だ。

 

先生の言葉は重い。

先生の言葉は人生にまで影響を及ぼす。

その責任感をもっていかないとね。