生身の"いしばし"

EIMEI教育グループの石橋です。エイメイ学院/明成個別

混同しちゃだめです。自信。

自信という言葉には2種類あります。

 

自己肯定感(self esteem)

自己効力感(self eficacy)

 

自己肯定感を高められるのは誰でしょう?

保護者様です。

 

自己効力感を高められるのは誰でしょう?

塾です。

 

これごっちゃにすると悲劇を生みます。

 

テストの点数が悪いから怒る

これがもう、とんでもないあべこべな状態です。

 

いいですか。

 

自己肯定感とは、自分は存在していいんだと思えることです。

評価とは離れた世界です。

いかなる状態でも「私は存在する価値があるんだ」と思えることです。

これを最初に感じさせてくれるのは、他でもない親です。

 

塾の先生として言って良いのかわかりませんが

たった紙切れ1枚で子どもの肯定感を失くすなんて悲劇ですよ。

親がテストに慌てふためいている姿を見たり、

それで怒られたりすると子どもは思うんです

「自分は価値がない人間なのかもしれない」ってね。

子どもの価値は紙切れ1枚で測れないのに。

 

そんなことはしないで良いんです。

テストが何点であれ

「私はあなたのことを大切に思ってるよ」と伝えることが大事なんです。

これにより「自己肯定感」は高まっていきます。

勉強や人間関係がうまくいくための土台です

 

「それじゃぁ社会に出たときにこまるじゃないですか!!」

ええ、そのとおりです。

 

そこで必要なのが「能力を高める努力」です。

そして、それを行う場の1つが塾なわけです。

 

自分の能力に対する自信を自己効力感といいます。

これも大事なわけです。

 

「こういうことをすれば出来るようになるんだ」という経験を積むことは

子どもの自己効力感を生みます。

だからテストにも一生懸命になるべきだし、

能力を高めるための努力は続けるべきなんです。

 

大事なことは上の2つを混同しないこと。

いかなる状態でも相手をしっかりと認める。(自己肯定感を高める)

その上で、現状をさらに良くしていくために改善を一緒にしていく。(自己効力感を高める)

 

失敗しても、励ましながら、繰り返しやっていくのが教育じゃないですか。

我々はこれを大事にして日頃子どもたちに接しています。