生身の"いしばし"

EIMEI教育グループの石橋です。エイメイ学院/明成個別

魚を釣ってあげるな。魚の釣り方をおしえよ。 

明成では成績アップアップほけんというものがあります。

 

成績が上がらなかった場合は追加で授業をして上がるようにサポートをします。

 

先日行われた保護者会でもいいましたが、

「塾に入って1回目のテストで、成績が上がらなかったので辞めます」

という生徒や保護者様も増えてきているらしいです。

 

明成個別にはそんな生徒はいませんが、、、聞いてびっくりです。

 

これは、

塾を商売としてみるのであれば、

おかしいことではない感覚なのだろうと思います。

 

しかし、

教育的な観点では完全にNGです。

 

なぜなら

「成績が上がらなかった理由を分析する機会がなくなるから」

です。

 

塾に入ったら必ず上がる=塾がなくなったら上がらない

塾に入ったら必ず上がる=悪いのは自分ではない。

こういう見方が前提にあります。

 

塾をすぐに変えるという行為を通して

子どもも、自分は悪くないんだ、塾が悪いんだ、と思ってしまう。

こんな他人任せの思考が身についたら

子どもはいつまでも誰かに頼ってい生ききていくことになります。

 

これは、

教育の観点からは子ども成長と逆行しています。

 

これを検証することが大事なのです。

今回はどんな取り組みをしたのか?

それが量的に十分だったのか?

不足していたならどうやったら学習量を増やせるか?

十分だったならやり方が悪かったのか?

なにをどれくらいやってうまくかなかったのか?

 

こういうことをつぶさにみていく。

点数が上がっていようが下がっていようが、必ずやるのです。

 

そして次回はこうしていこうという作戦を立てる。

 

そして実際に次のテストに向かってみる。

 

そうすると答えが出る。

 

そして検証する

 

そして、次回にむけて同様に分析・改善をする。

 

 

教育学習塾として

「魚を釣ってあげる」

のではなく

「魚の釣り方を教えてあげる」

 

1人で生きていく人間を育てるのが教育ですから。