ひきこもり。
予想以上に身近に起こっていること。
今やクラスに1人は不登校である状態だという。
塾の先生として、
その関わり方は知っておかないといけない。
不登校や引きこもり解決のために大切な5つのこと
①ひきこもりは、根本解決しないと形を変えて出てくると知る。
②ギプスと一緒。固定期とリハビリ期を見極める。
③タイム・マネー・ウェイトをコントロールする。
④役に立てる居場所を作る。
⑤専門家からの継続的なアドバイスを受ける。
①ひきこもりは、根本解決しないと形を変えて出てくる。
例えば「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき
どうすべきだろうか?
・無理やり行かせる
・子どもの自由にさせる
という方法はどちらも間違いであることが多い。
なぜならば、
無理やり行かせることで、不登校という状態は防げるかもしれないけど
別の形、例えば髪を抜くとか、憂鬱になるとか、別の形で問題は出てくるからだ。
自由にさせることも、
結局狭い世界に容易に閉じこもり、その子のエネルギーが減っていく。
では、なにをすべきか。
それは、しっかりと話すこと。
表面的にではなく、相手の話を聞くこと。
その際に、大事なことは評価しないこと。
ダメだとか良いとか、評価をされると人は恐怖で自分の内をさらけ出せない。
だから、心をまっさらにして、ただ受け止める。
どういうことを思っているのか、
どうしたいのか、
しっかりと聞くことが大事。
②ギプスと一緒。固定期とリハビリ期を見極める
引きこもり対応は状況によって変わる。
タイミングを間違えてはいけない。
怪我で骨が離れているときに無理に動かしたらダメ。
しっかりと固定する時期が必要だ。
それは、ある程度、待つということ。
そして、落ち着いてきたら、リハビリ期として、また挑戦を促す。
引きこもりも一緒。
その繰り返し。
ずっと待ってもダメ。
ずっと挑戦もダメ。
適度な固定期と適度なリハビリ期を持つこと
③タイム・マネー・ウェイトをコントロールする
自分がコントロールしているという感覚はとても大事。
難しく言えば自己効力感。
自分の存在や行動が何も影響を与えられないと無力感に陥る。
無力感を感じると、行動する気は起きない。
お金、時間、体重を少しずつコントロールさせてあげる。
この3つは社会生活をしていく上でとても大切な3つ。
出来る範囲で、自制を促し、自己効力感を高める仕掛けが必要だ。
④役に立てる居場所を作る
専門家も「お手伝いも有効」と書いている。
人間は最終的には役に立っている貢献感がとても大事。
日本は、よほどのことがない限り、生きていくことは出来る。
そんな社会だからこそ、生きているだけでは満足できない。
生きてる意味を求める。
誰かの役に立っているという状況とその感覚はとても大事。
その場を作ることもとても有効。
小さなお手伝いでもいい、
その社会に存在して良いんだと思えるためには、
貢献を少しでもさせてあげないといけない。
⑤専門家からの継続的なアドバイスを受ける。
オリラジのあっちゃんが言ってた
「成功はそれぞれ、失敗はみな同じ」
「こういうことはしちゃうとまずいですよね」
ってことはある程度言えるけれど、
「こうすればうまくいく」
というのは、
その時の状況によって大きく変わる。
だから、専門家の考えを参考にすべき。
そのために専門家がいる。
何でも自分でやらなきゃと過大な責任感をもったらだめ。
謙虚に、専門家の力を借りながら、
自分のできることをやっていく。
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自分たちは教育学習塾だ。
勉強だけで子どもを救うのではない。
実際に、学校には行けないけど、塾には行けるという生徒も多くいて、
塾で学校復帰のきっかけが生まれることもあると専門家もいう。
一つの使命。
塾というのは、学習の場でもあり、
同時に教育の場でもある。
人生生きる上で、大切なことちゃんと教えなきゃ、ダメなんだ。==
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